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日本茶セミナー「1899ティーカレッジ」、第15回を開催しました

第12回1899ティーカレッジ

皆さん、こんにちは。
GREEN TEA RESTAURANT 1899 OCHANOMIZUの古幡です。
今回は、10月22日(日)に開催した日本茶セミナー「第15回ティーカレッジ ~和紅茶ブレンドと秋スイーツを楽しむ会~」の様子をご紹介させていただきます。

イベントの様子をお伝えする前に、そもそも「1899ティーカレッジ」って何ですか??という方も多いと思いますので少し説明させていただきます。 1899ティーカレッジとは、当店のコンセプトでもある日本茶の素晴らしさを、様々な視点でより広げていこうという活動の一環である日本茶セミナーです。

最近皆さん、急須でお茶を飲んだことはありますでしょうか? 「毎日飲んでるよ」という方ももちろんいらっしゃると思いますが、実はここ最近自宅に急須が無い家も増えてきているという話をよく聞きます。 飲料の多様化やペットボトルの普及など様々な要因が語られていますが、結果日本茶は近年輸出は増えているものの、国内での供給量は減ってきている状況です。

1899ティーカレッジでは、伝統的で親しみある日本茶を、改めて美味しくいただき、急須のある日本茶の風景を見直していただくことを目指し、今回講師をお願いした指導経験豊富な日本茶インストラクターである若葉園(東京・日暮里)の竹内ひさ代氏や、日本茶からワイン、日本酒、チーズと幅広い見識を持つ二宮斉子氏に加え、外部講師たちが、実際に現場で培った、自宅で楽しめる日本茶の楽しみ方をお伝えしていくことを目指しています。下の写真は過去の1899ティーカレッジの様子です。


過去の1899ティーカレッジの様子

当店をご存知でない方のために、なぜこのようなことを私たちが行っているかというと、1899ティーカレッジを行う「GEEN TEA RESTAURANT 1899(いち・はち・きゅう・きゅう) OCHANOMIZU」は、『お茶のあるおもてなしの食風景』を創る創作和食店です。 創業百十余年のホテル龍名館お茶の水本店の1階メインダイニングとして、ホテルのコンセプトである「和」を、食の観点から「お茶」と「和食」で表現しました。

日本の伝統的な飲料であり、現代でも多くの人に親しまれている日本茶は、飲料の多様化や、ペットボトルの普及などにより、若い世代を中心に急須離れがささやかれています。しかし、近年、健康志向の高まりから日本に限らず世界中で愛飲されており、お茶のルネッサンスでもあると私達は感じています。 飲食店では無料で提供されている日本茶も、コーヒーや紅茶のように、より多くの人に価値を感じていただくことはできないでしょうか。近年、そのようなカフェなども多く誕生しておりますが、急須離れがささやかている現代で、より多くの方に知っていただくことが必要と私達は感じています。

茶道とも煎茶道とも違う1899流のおもてなしで、日本茶の素晴らしさ、楽しみ方を伝えられる、「お茶のあるおもてなしの食風景」をお届けしたいという思いを掲げているのが、1899ティーカレッジなのです。

当店の立ち上げ当初から、お店で料理とお茶を出すだけでなく、文化を発信する場所にするためには、是非こういう活動が必要であると考え、店のオープンから4ヶ月目の2014年11月からスタートしています。


GREEN TEA RESTAURANT 1899 OCHANOMIZUの店内

今回のテーマは、「和紅茶ブレンドと秋スイーツ」。
日本国内で育てられたお茶の木を使い、国内でつくられている紅茶、「和紅茶」に好みのハーブやドライフルーツをブレンドし、1899オリジナルの秋のスイーツと一緒に味わっていただくという企画です。
当日はあいにくの雨となってしまいましたが、多くのお客様にお越しいただき、和やかな雰囲気の中、第15回ティーカレッジを開講いたしました。


1899

イベントは、二部制です。日本茶のプロ、竹内ひさ代先生(日本茶インストラクター・日本茶鑑 定士)と、二宮斉子先生を講師としてお招きし、一部では、和紅茶の特徴や、アフタヌーンティーの歴史などについて解説いただきました。


講師

講師2

講義で理解を深めたあとは、さっそく和紅茶ブレンド体験です!

ベースとなるのは、狭山産の1899オリジナル和紅茶「紅優香」です。品種「やぶきた」「さやまかおり」を使用した、渋みが少なくやさしい味わいで、ブレンドすることで風味豊かなオリジナル和紅茶を楽しむことができるお茶です。

合わせていただくのは、ジンジャー、ラベンダー、ローズヒップハイビスカスなど5種のハーブと、ブラッドオレンジ、キウイ、モモなどのフルーツです。
講義で勉強いただいた、"味わいの特徴"や"カラダへの期待"を考えながら、お好きなものをお選びいただきます。


ブレンドティー

ブレンドティー

ブレンドが完了したら、お茶とお湯の量、お湯の温度、待ち時間に気を付けながら紅茶を実際に淹れていただきます。 「エディブルフラワーは、飲む直前に入れた方が"インスタ映え"しますよ」というアドバイスも。


インスタ映え

お店中が紅茶のよい香りでいっぱいに。


講義の様子1

講義の様子2

2部では、いよいよ「和風アフタヌーンティープレート」の登場です。


和風アフタヌーンティープレート登場

この日のためにメニューを考案した副料理長の五十嵐が、各スイーツの解説をいたしました。


スイーツの解説

「抹茶モンブラン」や「和紅茶ティラミス」「和紅茶シフォン ケーキ」「抹茶フルーツサンド」「南瓜と緑茶の二色豆富」など、日本茶レストランならではのオリジナルの“お茶スイーツ” と“お茶料理”の数々を、ご自身で淹れていただいた和紅茶と一緒にお召し上がりいただきました。


プレート写真

今回も、お越しいただいた皆様のご協力のもと、アットホームな雰囲気の中、第15回ティーカレッジをとりおこなうことができました。誠にありがとうございました。

次回、第16回ティーカレッジは、年明けに開催予定となっております。 詳細は、1899のHPや、Facebook等でお知らせさせていただきますので、ご期待くださいませ。


様子

2017年10月22日
GREEN TEA RESTAURANT1899 OCHANOMIZU
古幡