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日本茶セミナー「1899ティーカレッジ」、第13回を開催しました

第12回1899ティーカレッジ

皆さん、こんにちは。
GREEN TEA RESTAURANT 1899 OCHANOMIZUの坂上です。

今回は、3月5日(日)に開催した日本茶セミナー「1899ティーカレッジ 〜第13回~和風アフタヌーンティー~」の様子をご紹介させていただきます。 本日の様子をお伝えする前に、そもそも「1899ティーカレッジ」って何ですか??という方も多いと思いますので少し説明させていただきます。 1899ティーカレッジとは、当店のコンセプトでもある日本茶の素晴らしさを、様々な視点でより広げていこうという活動の一環である日本茶セミナーです。

最近皆さん、急須でお茶を飲んだことはありますでしょうか? 「毎日飲んでるよ」という方ももちろんいらっしゃると思いますが、実はここ最近自宅に急須が無い家も増えてきているという話をよく聞きます。 飲料の多様化やペットボトルの普及など様々な要因が語られていますが、結果日本茶は近年輸出は増えているものの、国内での供給量は減ってきている状況です。

1899ティーカレッジでは、伝統的で親しみある日本茶を、改めて美味しくいただき、急須のある日本茶の風景を見直していただくことを目指し、今回講師をお願いした指導経験豊富な日本茶インストラクターである若葉園(東京・日暮里)の竹内ひさ代氏や、日本茶からワイン、日本酒、チーズと幅広い見識を持つ二宮斉子氏に加え、外部講師たちが、実際に現場で培った、自宅で楽しめる日本茶の楽しみ方をお伝えしていくことを目指しています。下の写真は過去の1899ティーカレッジの様子です。


過去の1899ティーカレッジの様子

当店をご存知でない方のために、なぜこのようなことを私たちが行っているかというと、1899ティーカレッジを行う「GEEN TEA RESTAURANT 1899(いち・はち・きゅう・きゅう) OCHANOMIZU」は、『お茶のあるおもてなしの食風景』を創る創作和食店です。 創業百十余年のホテル龍名館お茶の水本店の1階メインダイニングとして、ホテルのコンセプトである「和」を、食の観点から「お茶」と「和食」で表現しました。

日本の伝統的な飲料であり、現代でも多くの人に親しまれている日本茶は、飲料の多様化や、ペットボトルの普及などにより、若い世代を中心に急須離れがささやかれています。しかし、近年、健康志向の高まりから日本に限らず世界中で愛飲されており、お茶のルネッサンスでもあると私達は感じています。 飲食店では無料で提供されている日本茶も、コーヒーや紅茶のように、より多くの人に価値を感じていただくことはできないでしょうか。近年、そのようなカフェなども多く誕生しておりますが、急須離れがささやかている現代で、より多くの方に知っていただくことが必要と私達は感じています。

茶道とも煎茶道とも違う1899流のおもてなしで、日本茶の素晴らしさ、楽しみ方を伝えられる、「お茶のあるおもてなしの食風景」をお届けしたいという思いを掲げているのが、1899ティーカレッジなのです。


GREEN TEA RESTAURANT 1899 OCHANOMIZUの店内

当店の立ち上げ当初から、お店で料理とお茶を出すだけでなく、文化を発信する場所にするためには、是非こういう活動が必要であると考え、店のオープンから4ヶ月目の2014年11月からスタートしています。


GREEN TEA RESTAURANT 1899 OCHANOMIZUの店内

今回のテーマは「和風アフタヌーンティー」。5種類の日本茶を飲み比べながら、お茶づくしのスイーツプレートを 楽しんでいただこうという企画です。 予約受付を開始した翌日にご予約が定員に達するという、過去一番の人気でした。


イベントは、2部制です。 第1部では、日本茶インストラクターの竹内ひさ代氏と、二宮斉子氏による 日本茶の味や製法に関するセミナーを行いました。


竹内ひさ代先生

今回のテーマである、「アフタヌーンティー」について学びます。


二宮斉子先生

次は、日本茶についてのお話に移ります。 ご用意したお茶は、全部で5種類。

最初にお出ししたのは、「太陽とみどり」に象徴される宮崎県産の"煎茶"です。 ふくよかな香りと、コクのある味を味わっていただきました。


第13回1899ティーカレッジの様子

2番目にお出ししたのは、埼玉県産の煎茶"べにふうき"です。 べにふうきは、花粉症の症状を抑えるのに効果があるとされ、注目が集まっているお茶です。 飲んだ15分後には効果を感じられるような方もいらっしゃるそうです。


第13回1899ティーカレッジの様子

3番目は、埼玉県産の"和紅茶 生姜"です。 身体をあたためるとされる生姜ですが、その他にも消化機能を促進させたり デトックス効果も期待できます。女性に嬉しいお茶ですね、

4番目は、埼玉県産の"和烏龍茶"です。 国産の烏龍茶はめずらしく感じますが、効能は肥満防止、高血圧予防など 本場と同じものが期待できます。 今回ご用意したものは、静かに12年熟成保管した逸品です。


第13回1899ティーカレッジの様子

5番目は、京都府産の"抹茶"です。 深い香りの余韻は長く、まろやかなうま味が広がります。 のどごしは軽快で、癖になります。


そして、会は第2部へと移り、いよいよスイーツプレートの登場です。


第13回1899ティーカレッジの様子

第13回1899ティーカレッジの様子

ご用意したのは、お濃茶フォンデュ、抹茶タルト、抹茶ポテトサラダサンドなどの 計7品です。

料理長の大久保より、それぞれのスイーツを説明をさせていただきました。


第13回1899ティーカレッジの様子

たくさん写真を撮っていただきました。


第13回1899ティーカレッジの様子

第1部で勉強した5種のお茶とともに、お茶づくしのスイーツプレートをお楽しみいただき、 お客様の笑顔の中、1899ティーカレッジを終えることが出来ました。


第13回1899ティーカレッジの様子

第13回1899ティーカレッジの様子



次回、1899ティーカレッジ第14回は、狭山市へお茶摘みバスツアーを5月21日(日)に開催予定ですので、ご期待くだいませ。


2017年3月5日
GREEN TEA RESTAURANT1899 OCHANOMIZU
坂上